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2016年7月28日(木)
ヒロハコンロンカ
 国道152号、横山橋手前の山際に自生するヒロハコンロンカの花が、濃緑のつややかな葉に純白の額片を際立たせてたくさん咲いています。車を走らせていても気が付きます。自生地が少なくなり、各地で絶滅が危惧されています。静岡県は要注目種のカテゴリーです。


    絶滅の危惧にある花
            
              輝きて

         
2016年7月24日(日)
トチの実
 佐鳴湖東岸のトチの木がたくさん実をつけています。大きな掌状複葉の間から茶色のクリクリした実がのぞいています。落ちた実の中にはつやつやとして栗色の種子が入っていました。トチの実は「栃餅」「栃のみせんべい」、花からは香り高い「蜂蜜」が採れる貴重な山の恵みです。秋にはたくさんの実が落ちるのでしょうか。付近に棲息する台湾リスはおそらく食べないだろうと思いますが、、、。


    水鳥の影一つなき

            大暑かな
2016年7月12日(火)
オトギリソウ
 ムシムシと湿った空気が体にまといついてはきますが、森林公園の水辺の道は、夏の草花がそれぞれの住処を求めて咲いています。新聞に載っていた花を見たいと、記事を手にした人と「アキノタムラソウ」を眺め、草の中か突き出て咲いているオトギリソウにカメラを向けたり、水辺のコウホネ、ハンゲショウ、、、蒸し暑さを忘れて散策。いい汗かきました。

      
 
       オトギリソウ名の由来はと
      
              尋ねられ
2016年7月6日(水)
ヒメガマ
 佐鳴湖の岸辺は、花穂を突き立てたヒメガマが見頃です。濃緑の細い葉が風に揺れ、さわやかな水辺の風情が引き立ちます。
 古事記の「因幡(いなば)の白兎」では、「ガマの穂綿」で傷が癒えたとあります。このヒメガマの雄花穂の花粉蒲黄(ほおう)に止血作用があることが古事記の頃からわかっていたのかも知れません。自然界の悠久に触れた散歩でした。


     
ガマの穂に

      神話の白兎遊び来て
2016年7月1日(金)
白くならないハンゲショウ
今日は半夏生、夏至から数えて11日目にあたります。この時期になると、庭のハンゲショウに花が咲き、頂上の葉が白くなるのですが、今年はどうしたことか白くなったのはたったの一枚です。日当たりが良くなかったためか、チョウや虫たちがいなくなったためか。もっと他に原因があるのでしょうか。目に見えない環境の変化であることは確かです。いよいよ夏本番!今年の夏は猛暑になる予報です。


   
傘マーク続く予報や

        ハンゲショウ
2016年6月26日(日)
茅の輪
 白山神社で「茅の輪」くぐりの参詣をしました。茅と青竹で設えられた本格的な茅の輪です。神社を守る皆さんの神話に寄せる深い思いが伝わってきます。古事記の世界を身近に感じ、さわやかな夏越の大祓ができました。今年も玄関に懸ける小さな「茅の輪」をいただきました。


   
 さわやかな風と潜りし
 
           茅の輪かな

2016年6月17日(金)
ウマノスズクサ
 金管楽器のチューバのような形をした花・付け根の丸い果実が、馬の首にかける鈴に似ているのが名の由来とか、花言葉は「ユーモアある親切な人」。散歩の道で見つけて少し幸せ気分です。

     
 梅雨晴れや

       おもしろき花 風に揺れ
2016年6月14日(火)
大内宿
 重要伝統的建造物群保存地区に選定されている、南会津の旧宿場町を訪ねた。
周囲を山に囲まれた旧街道沿いに、寄棟造りの茅葺屋根が整然と並んでいる。
江戸時代の風情が偲ばれる異次元の空間です。


   
葱そばの辛味せせらぎ

             江戸風情
2016年6月7日(火
夏は来ぬ
  東海地方が梅雨入りしたと報じられた。例年より4日早いという。 
 座敷の模様替えは、力仕事になるので梅雨寒の日がいい。
 襖や障子を外しながら、毎年、思わず口にするのが「夏は来ぬ」だが、
 若者は知らないという。夏の風物詩が目の前に浮かぶいい歌なんだが、、残念。

  橘(タチバナ)の 薫る軒端(のきば)の
  窓近く 蛍飛びかい
  おこたり諌(いさ)むる 夏は来ぬ


     この夏を如何に過ごそう

              夏座敷
2016年6月1日(水)
オニグルミ
  気圧の谷や前線の通過で不安定な空模様です。天龍西派川が昭和20年10月に決壊した土手を歩きました。以前は、エノキの大木が土手の両側を覆っていましたが、今は、川側だけになっています。その中に、一本のオニグルミの大木があり、大きな実をいっぱいつけていました。

    
行く水は先争わず

          衣替え




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