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2014年10月27日(月)
親不知の断崖
 糸魚川ジオサイトを見学しました。日本海の荒波が迫る天下の険と人間との格闘の歴史(四世代にわたる道)を二世代目(最初の国道)のコミュニティ道路から一望しました。眼下の波打ち際が、親不知・子不知の由来となった一代目、三世代目は現在の国道8号、そして四世代目が北陸自動車道です。

    
 断崖に迫る荒波
     
         親不知

2014年10月20日(月)
木和田川兜堰堤
 「静岡県のすごい産業遺産」で紹介されている岡部町の「木和田川兜堰堤」を見学しました。十六夜日記で知られる宇津ノ谷峠・「蔦の細道」登り口もあり
公園としてよく整備されています。明治期の土木技術の遺構が、渓谷の景観と自然に溶け込んでいました。

   
 業平も阿仏尼も越ゆ
       木和田渓
           
2014年10月14日(火)
下条村・極楽峠
 伊那盆地を一望できる、眺望絶景の極楽峠を訪ねました。
赤石山脈、木曽山脈を従え、天竜川の両岸に広がる伊那盆地は、近年、「河岸段丘の存在はありつつも山側のいくつかの段差面は
断層によるものと判明し、谷全体が地溝であることが判明した。」と知りました。峠からは、中央構造線と糸魚川構造線ガ交差する諏訪方面が望めます。遠く、御岳山が噴煙を上げていました。

      
  清風や
      大地とありて鎮まれり
2014年10月1日(水)
二俣城址の石垣
 城跡西側に高さ6メートル、総延長13メートルの大規模な石垣が確認され、文化財課による現地説明会があった。
石垣は、嘗ての二俣川に面していて、川が当時の交通や物流の要衝であり、この場所を重要視していたことがうかがえると説明された。
安土桃山時代の自然の石をそのまま積み重ねた「野面積」でした。
 
        
  兵の雄叫び聞こゆ
        曼殊沙華
2014年9月26日(金)
学生たちの茶席
 秋の日差しも爽やかな彼岸の中日,恒例の「学校茶道合同茶会」が浜松市茶室「松韻亭」で開かれました。日頃の稽古意義や茶道の姿を学ぶ良い機会になりました。


 
 静謐の時流れ行く
       茶室かな
2014年9月17日(水)
中央構造線絶景
  佐久間町今田集落の二宮神社から、北条峠を望むこの場所は
直線状に、南に向って延びた深い谷やケルン・コル、バット、ケルンなど「中央構造線」・断層によって造られた地形を明瞭に眺められる絶好の場所です。

 断層谷の静かな集落と深い緑の山の包まれると、大地が語りかけて来るようです。

      
 秋風や足元にある
        一億年
2014年9月9日(火)
半円の虹

 9月8日、月見団子を窓際に置き、見上げた東の空に「虹」が立っていました。半円がキチット立つた大きなものを見たのは久しぶりです。
地上から見上げる虹は半円ですが、上空から見れば○く見える。

  
 追いかけし虹思い出す
        窓辺かな
 
今日、9月9日は重陽の節句(旧暦の9月9日は今年は10月2日)。
陽(奇数)の数字で一番大きい九が重なる吉祥の日です。「
呉茱萸袋」を懸け、菊の花を生けて邪気祓いです。
2014年9月8日(月)
咲きました
 8月は、観測史上最短の日照時間を記録した浜松市でした。
ツクツクボウシが鳴いているのにアブラゼミも元気に飛んでいる。
日足が短くなり、差し込む西日の影が長くなっている。季節は秋。

 
 天上は如何なるものや
      曼殊沙華

  彼岸花じゃなくて吾は
      曼殊沙華
           
2014年9月3日(水)
護摩を焚く
 浜松市龍山町大萩集落から、林道を車で詰め、そこから名古尾沢に下ります
沢に沿ってゆっくり登ること30分。秋葉山奥ノ院に着きました。一段登った滝の前で「護摩供養」が執り行われ、参列した人は願いを書いた護摩木を火の中に焚き込みました。マイナスイオン溢れる渓谷の清らかな風に包まれ、心身をクリーニングしました。

 
    四海浪平と滝の
       護摩供養
       




 

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