「日々是好日」2013年1月、2月 管理人のページ           2012年11月、12月のページへ    

2013年1月1日(火)
蓬莱飾り
2013年が明けました。今年がよい年であるよう。

1月1日の「朝日新聞・天声人語」に、キリスト教から始まって仏教から神道へ「不思議な時間」を通り抜け、日本の年は暮れ、年が明ける。という一文見た。
除夜の鐘を聞きながら「ゆく年、くる年」の一瞬を実感する。
世界が穏やかで在るようにとの願いを込めて、今年も天竜美林育ちのヒカゲノカズラで懸蓬莱をつくった。鮮やかな緑が「幸せ」を迎えてくれる。
2013年1月23日(水)
黄色の繭
 ベトナム社会主義共和国の世界文化遺産「古都ホイアン」にある「ベトナム歴史文化博物館」で見た黄色の繭です。
鮮やかな黄色に輝く繭で織った製品がたくさん展示されていました館内には、絹布に、色とりどりの絹糸を駆使して、写真以上に繊細に描かれた刺繍は「すごい!」の一言ですが、あまりの写実性に違和感がありした

今、日本で主に育てられている蚕は、白い繭をつくります。
繭を黄色にする遺伝子の働きが失わためで、遺伝子の復元によって、黄色の糸を吐く蚕が誕生したというニュースを聞いたことを思い出しました。
2013年2月1日(金)
水ぬるむ
 まだ寒のうちですが、間もなく立春とおもえば湖面に映る風景もこころばり穏やかです。
 湖に映る山影静かなり 春立つ日まであと数日

道の駅「花桃」手前の国道から、鏡の様な湖面に魅かれてカメラを向けました。向かった「龍山ふるさと村」には先日の雪がまだ残っていました。標高700メートルの「春」はまだ先の様です。
2013年2月21日(木)
中央構造線長篠露頭
中央構造線の露頭見学に新城市長篠に行きました。
中央構造線外帯(太平洋側)の三波川変性帯の黒色結晶片岩の上に、内帯(日本海側)の領家変性帯の花崗岩源圧砕岩が衝上して覆いかぶさっている様子がハッキリと観察できます。 この断層面を眺めていると、いまにもこの大地が動き出すのではないかという脅威さえ感じます。
 「7000万年ほど前に、すでにアジア大陸の東の端にできていた日本列島の大陸側半分に、南からやって来きた太平洋側の半分がくっ付いて、日本列島が完成した。その接合面が中央構造線である。」という
時空を超えた解説が、空回りする凄まじさでした。