「日々是好日」2012年3、4月 管理人のページ                2012年1月、2月のページ  

2012年4月28日(土)
透木釜
 炉開きから半年が過ぎ、閉炉の茶事をしました。お茶は松風園の「長歌の昔」と柳桜園の「小桜」、菓子の銘は「花重」料理に「コゴミ」「タラの芽」「竹の子」「フキ」などの山の恵みを取り揃えて 透木釜を懸け、和やかに行く春を惜みました。お花は「ケマンソウ」と「ミヤコワスレ」、花入は伊賀の旅枕。
2012年4月25日(水)
瀬尻のアカヤシオ群落
2010年から、浜松市の天然記念物に指定されている「瀬尻のアカヤシオ群落」の植生調査(現状確認)に取り組んでいます。
今年の開花は例年より2週間以上遅く、今日は満開花でした。
開花を確認できたのは5本、太い幹が折れた株の開花は見られませんでした。白山神社下の林道から観察できる株も数本が満開でした。ここには、昨年2月、アカヤシオの案内標識を立てました。指定当時の記録によると、500本の記録が記載されていますが、付近に沢山ある、ミツバツツジをカウントしてたしても信じがたいものがあります。
因みに、「群落」指定されたら、たとえ一株になろうとも、「群落」だと浜松市文化財課の担当者はいいます。天然記念物は「自然」なのです。
2012年4月18日(水)
薄墨桜と根尾断層
満開の薄墨桜と根尾断層を訪ねました。20数年ぶりでしたが、時空を超えた姿は荘厳そのものです。桜を守り続けてている皆様に感謝し、例年よりたくさんの花をつけたという巨木をしみじみと観賞しました。帰路、根尾谷断層を見学。巨大地震への認識を確認。二つの国指定天然記念物に出会う旅でした。
2012年4月10日(火)
旧木澤小学校
南信濃遠山郷にある旧木沢小学校を訪ねました。玄関に掲げられた校歌『あしたに仰ぐ聖岳 夕べに望む 兎岳 。気高く清い山々に 遠い未来の望みかけ 深く 正しく学ぼうよ 木沢 木沢 木沢小学校。』 黒板に書かれた「松下先生 ありがとう」の文字。子どもたちの声が聞こえてくるようです。R152で見かけた案内板に誘われ、ここ心洗われる世界を体感することができました。
2012年4月8日(日)
キクザキイチゲ
 北遠の一本桜を訪ねました。今年は、寒さが長引いていることもあって、開花が遅れていました。山裾に広がる大きな枝先が紅をさし、開花の時を待っているように見えました。後一週間でしょうか。もう一度行ってみます。
 桜は未だでしたが、見事に咲きそろったキクザキイチゲの群落に出会いました。春の日を浴びて、柔らかに伸びた薄紫青の花びらが眩しいほどでした。
少し足を延ばして、枯山に立ち寄り、観察路を一周。幸い、春の女神・ギフチョウにも出会うことができました。またカタクリも見事に咲いています。なんと素晴らしい春の一日。
感謝!
 
2012年4月2日(月)
テンダイウヤクの花
 気賀関所跡に隣接した「田園空間博物館」で、鉢植えのテンダイウヤクが花(雄花のようです)を咲かせていました細江神社裏に静岡県指定天然記念物の「テンダイウヤク群生地」の標識が立っています。しかし、この付近で自生する群落を見たことがありません。山に分け入って確認しようと思っています。

 テンダイウヤクといえば「不老不死の妙薬」その昔、中国は秦の時代、始皇帝の命を受けた徐福が紀州で発見したという。熊野古道を那智川沿いに歩いた折、「市野々王子」付近の民家に、この天台烏薬の立派な生垣が巡らされているのを見た。新宮市には、「徐福のお墓や神社公園まである。
2012年3月29日(木)
ウラシマソウ
 引佐町の渭伊神社境内で、ウラシマソウを見つけました。
長い釣り糸を地面にまで伸ばしていました。

   正岡子規が詠んだウラシマソウの句です。
   枕もと浦島草を活けてけり

肉穂花序の先端のが釣り糸状に長く伸び、これが和名の起源とか。
浦島太郎が持っている釣竿の釣り糸に見立て?

学名はArisaema urashima Hara 。「浦島」の名前が使われている。Haraはhaima=血」を表した言葉で、葉柄にある斑点にちなんでか。

2012年3月13日(火)
本坂峠のヤブツバキ植物群落保護林
静岡県と愛知県境の峠・本坂峠の入口にあるヤブツバキに群落を探訪しました
此処は、国有林で、関東森林管理局 天竜森林管理署による立派な標識が設置されています。また、この群落は静岡県の天然記念物にも指定されています。樹齢200年といわれるものもあり、落花を手に取ってみると、色、形、大きさが様々です。姫街道(本坂通り)の石畳に散るヤブツバキはこれから見ごろを迎えます。
2012年3月9日(金)
草自生
 庭に蕗のとうを見つけ、やっと咲きはじめた梅の花に、メジロを見つけ、厳しい寒さが続いている中に、見つけた春にホットします。ゆらゆら揺れる釣り釜も春の風情一入です。床の掛け物は「草自生」土筆の絵が添えられ、お菓子の銘は「春の道」。寄り付きには

 鴬のなく声きけはやまさとも 
   
  はるはみやこにかはらさりけり  聴雨



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