「日々是好日」2011年9、10月 管理人のページ                2011年7月、8月のページ     

2011年10月25日(火)
つる籠を編む
  「浜松花と緑の祭」でつる籠あみ体験をしました。
天竜森林管理署の主催のブースには、数種類の植物、さまざまな太さの蔓が
用意されていました。昨年は、予約が出来ずに断念したのですが、今回は何とか間に合いました。
イメージを描き、蔓を選んで、製作開始。
「鉈の鞘」の掛け花入れに挑戦しました。天竜森林管理署署長の河岡さんの
直伝を受けて、イメージを崩さない様にひたすら蔓に集中しました。
蔓は深みどり色で、径が5〜7mmの比較的細い物を使いました。アオツズラフジの蔓だと思います
青臭い匂いがしました。60分程で、ほぼイメージ通りに完成。ご指導ありがとうございました・
早速、持ち帰って床柱に掛けてみました。「なかなかの風情!」と自己満足。
初めての体験で、すっかり夢中になりました。山で野で蔓を見つけたら、さらに新たな作品に挑戦したいと意気込んでいます。
2011年10月17日(月)
サルノコシカケ
 散歩中にサルノコシカケでを見つけました。
宮沢賢治の短編小説「さるのこしかけ」にあったと同じように大小三つ。
大きなものは、15cmほどで分厚く、桜の古木にどっしり鎮座していました。図鑑で調べ、コフキサルノコシカケらしいと同定しましたが、さて。
コフキサルノコシカケはかつて、癌の特効薬といわれて珍重されたようです。
ちなみに、サルノコシカケという和名を持つ種はありません。
 秋、キノコの季節です。
2011年10月4日(火)
アケボノソウ
 夏の気配が薄らいで、山の空気が澄んでくると咲きはじめるアケボノソウ。去年はこの沢沿いに咲いていたのに、今年は見当たりません。今年は何処に行ったのかな。不思議な植物です。しかし、近くで、きっと見つかるはずです。今年も出会えて安心しました。
 アケボノソウは、鹿の不嗜好植物とのことですが、北遠で近年増え続ける鹿の食害が、アケボノソウにも及ぶやもしれません。来年も見られるようにと祈っています。

 
2011年9月20日(火)
ぐり茶をさがしに和泉へ
 水窪町に行く途中国道152号線沿で見る「ぐり茶」の幟が気になっていました。今回は、時間に余裕があったので、急坂をぐんぐん登って、「ぐり茶」をさがしに行きました。絶景が展開します。向かいの山に、山香の八丁坂に続く「塩の道」と集落が見えました。しかし、「ぐり茶」は見つからず、下った先の相月の集落には、「秋葉山大権現」と「金毘羅大権現」の神号碑が祀られていました。祠の前の家に、「山住神社」の山犬のお札が貼られていました。二つの神様は、焼き畑の 火が洩れ、山火事になることを防ぐために「秋葉」さまに願い、恐ろしい旱魃にならないように「金毘羅」さまに雨乞いをし、作 物を獣たちに食い荒らされないように「山住のお犬さま」に願お願するのだと、出会った老婦人が話して下さいました。
「ぐり茶」は工場をたずねれば、分けてもらえると教えてもらいました。
2011年9月13日(火)
中秋の月
 昨夜は旧暦 8月15日、中秋の名月。薄雲を散らした空に、満月が昇りました。中秋の月がは暦の関係で必ずしも満月になるわけではありませんが、今年は6年ぶりの満月で、今年から3年間は十五夜と満月が同じ日になるとのことです。
 「陸前高田市の名勝高田松原に残った「一本松」の上空で12日夕、中秋の名月が美しく輝いた。」と、一本松の上空に浮かぶ名月の写真が新聞に掲載されました。被災地の皆様も名月におもいを寄せられたことでしょう。
 お月様にはウサギが餅をついている姿が映っている。子供のころ、目を凝らして見ていましたが、大人になっても、やっぱりそんな気持ちで見上げています。月にウサギが住んでいる。中国人の発想だそうです。
2011年9月11日(日)
シラタマホシクサ
愛知、静岡、三重県の湿地にだけ自生し、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧U類(VU)に指定されている極めて分布が限られた植物です。今が盛りと聞いて、豊橋市の葦毛湿原に出かけました。ヌマガヤ、ミカヅキグサなど、氷河期の遺物植物も見られる湿原の群落は、おおぜいの人が散策と観察を楽しんでいました。貴重な植生の保護活動が望まれます。


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