2011年8月31日(水) |
彼岸花が咲いた |
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猛暑と思えば、明け方のすず風、見上げる空は、湧き上がる入道雲の間に鰯雲や巻雲が見えます。夏から秋に移る頃の暑気と冷気が行き合う空の風情です。こんな空の変化を言い当てた季節のことば・「行合の空(ゆきあいのそら)」とても素敵な言葉だと思います。
一週間ほど前にちょっと芽を出していたヒガンバナが、今朝、満開になりました。暦は未だ8月です。少し早い開花ですが、我が家の庭も確実に「行合いの」の風情です。
自然の姿に畏敬のおもいを禁じえません。
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2011年8月16日(火) |
水窪小学校大嵐分校 |
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新浜松の自然百選の一つ「中ノ尾根山」周辺の国有林は「白倉風景林」として、天竜森林管理署の入林許可を得て訪ねることができます。水窪川を遡り、山王峡」辺りをすぎると、川は「白倉川」と呼ばれます。白倉山林道沿いを進み、林道高森線分岐で橋を渡って、対岸を登っていくと、白倉川の最奥集落見えてきます。標高720m,水窪小学校大嵐分校(平成16年閉校)が残る集落です。人気はほとんどなさそうですすが、中段の家の前に車が見えます。水窪の山に点在する家々の屋根は「赤い」。深い森林の緑によく映って、ひっそりと時を過ぎているように見えます。この集落も近い将来、この山の緑の中に沈んでいくのでしょうか。 |
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2011年8月14日(日) |
浜松市天竜区水窪町奥領家夏焼 |
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水窪町の街を抜け、天竜川林道・大津峠を越え、西山林道に入る。飯田線の「大嵐駅」経由で、天竜川右岸・佐久間ダム湖に沿って愛知県道一号線を進む。ヘリポートを過ぎた辺の対岸に、夏焼集落の赤い屋根が見える。
山の緑に包まれ、急な斜面に階段状に建つ家は5〜6軒でしょうか。遠くから眺める風景は真にのどかで美しい。しかし、ここで暮らす生活は思い描くことすら容易ではない。かつては、焼畑をして耕作をしていたのでしょうか。中区あたりの人間には、ここに暮らす知恵は無いに等しいと思うと、夏焼に暮らす人が尊く思える。是非、一度、お訪ねしたい。 |
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2011年8月9日(火) |
ハンガリーの大草原から |
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ハンガリーに仕事で滞在中の知人から、世界遺産 「ハンガリーホルトバージ国立公園」 の大草原の写真がメッセージとともに届きました。
「首都ブタペストから200kmほど東にあります。どこまでも広がる大草原での馬術ショーは見ごたえがありました。」
ハンガリーはマジャールと呼ばれる遊牧民が建てた国で、大草原はマジャール人の原点とも言える場所です。騎馬民族の颯爽とした馬捌きが、大草原を背景に繰り広げられる光景が見えるようです。 |
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2011年7月31日(日) |
富幕山山頂のアラカシ |
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富幕山山頂の休憩所の傍らに、緑濃い、厚くて幅広の大きな葉をつけた大木がある。アカガシです。
近付いて見ると、殻斗に包まれて、ちょっと頭を出したドングリ(堅果)が育っていました。アカガシのどんぐりは、その年にはあまり大きくならず、次の年になって成長します。今、見られる実はこれから、一年かけて成長し、二年かかって大きくなるのです。
アカガシの名は、その材が赤いから付けられた名で、堅い材は、枕木や木刀、下駄の歯などの使われているそうです。カシ類の中では最も海抜の高い場所まで見られる樹木だといわれます。 |
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2011年7月26日(火) |
ツノハシバミ |
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3月のはじめ、見つけたときは、まだ短い花穂・雄花と硬い雌花を付けていました。ツノハシバミに違いないと確信し、実の出来るのを楽しみにしていました。
7月はじめ、渓流のゲンジボタルが宴をくり広げる森林で、ツノハシバミはみずみずしいツノを付けていました
以前、足神神社から青崩峠への林道で見かけて以来の再会でした。
実は、秋になれば生のままでも美味しいが、軽く煎ってから食べると、なお美味しい。へーゼルナッツの仲間ですから、、だが、このツノハシバミはちょっと厄介者で、実を覆う細かい毛が珪素(ガラス質)を多く含んでいます。手袋をしてから収穫してください。 |
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2011年7月19日(火) |
FSCラベル |
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龍山町瀬尻国有林に立派な案内標識が設置されました。標識に刻まれたマークです。「適切な森林管理が行われた森林資源を使用しています」物々しい表示です。そこで、調べてみました。
NPOであるFSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)が運営する、国際的な制度の認証を受けた森林から、収穫された木材や木材製品にラベルが付けられます。消費者はこのマークを通じ、木
材・紙製品が、環境・社会・経済面で国際的に合意された原則と規準に従って管理されている森林から生産されたものであることを確認できます。
ということでした。
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2011年7月18日(月) |
佐久間 ジャガイモの収穫 |
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がんばらまいか佐久間のそばづくりパートナー制度最後の行事、「野菜づくり」で、3月27日(日)に種の植え付けをした「じゃがいも」の収穫をしました。
7月10日(日)の収穫祭に、参加出来ない「世界遺産の会」は、前日の9日(土)に、事務局の川村さんに無理を言って、収穫の喜びを味わうことができました。猛暑の中でしたが、大きなジャガイモの収穫に夢中になりました。品種はメイクイーンで、長楕円形のスマートなジャガイモです。
早速肉じゃがにして、ご馳走さま!!
次は、草刈をして、8月27日に「そば」の種をまきます。
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2011年7月1日(金) |
国際森林年によせて |
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2011年は国連が定めた「国際森林年」です。
世界遺産の会では、森林をもっと身近に!をテーマに、多様な機能を持つ、市内の国有林探訪ウォークを計画しました。この計画は、国有林を管理する「天竜森林管理署」の絶大な協力を得て実現しました。
はじめに、「国有林に関する講演会」で、森林に関する基礎知識を身につけ、その後、機能の異なる森林を、森林管理書の職員の指導の下に歩きます。
6月最後の日、梅雨が明けたかのような猛暑の中を、第1回の国有林コース「奥浜名自然歩道」の下見をしました。
緑あふれる森林、夏の草花、昆虫類との出会い、吹く風の心地よさに猛暑を忘れました。 |
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