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2010年8月31日(火)
天測点・その2
本宮山で天測点に出会い、静岡県内にも、一基だけ置かれた天測点が、牧之原市の高根山山頂にあることを知りました。地図を頼りに車を走らせ、「高根山」の小さい標示にしたがって入ると、ライオンズクラブの案内板が置かれた駐車場に到着しました。緩やかな坂道を 500mほど歩いた先で「高根山」の標識に導かれ、茶畑内の道に入り、5分ほど急登すると三角点と天測点のある高根山山頂(白山神社を祭る)に着きました。
四角柱の側面の銘板には、第18号と記されていまました。五年足らずの間のみ使われたという天測点は、日本地図に何を残したのか、昭和29年当時の測量技術の歴史に何があったのか。思いを巡らせる探訪でした。
2010年8月30日(月)
残暑・クサアジサイと空蝉
異常な連続猛暑日、束の間の涼を求めて、龍山町瀬尻へ森林浴に出かけました。山道の草花には秋が訪れ始めていましたが、家の木々やコンクリーの壁にはアブラゼミの抜け殻が其処彼処とシガミツイ付いて、夏ンへの別れを惜しんでいます。涼一味かな。
2010年8月8日(日)
天測点
三河本宮山山頂でコンクリート製の八角柱の側面に「天測点」「第二二号」「地理調査所」と書かれた銘板を見つけました
その傍には、一等三角点、と「基本測量」「三角点」と書かれた木製の杭もありました。この組み合わせは、初めての出会いです。「天測点」とは何だろうか。興味津々。家に帰って、さっそく調べました。
昭和二九年から五年間だけこの天測天を利用した天文測量が一等三角点のすぐそばで実施されたそうです。全国に48箇所で設置・観測がなされたが、その後の機器の軽量化、現在の衛星観測で、現在は利用されていません。1号は北海道夕張の瀞台(しずかだい)山頂 。
知らないことに出会った好日でした。
2010年8月4日(水)
新・浜松の自然百選
 平成17年7月、天竜浜名湖地域の12市町村が合併して、新しい浜松市が誕生しました。広域化した浜松市は、山、川、海に育まれた、日本の中でも稀にみる豊かな「自然」の宝庫です。
 平成20年春からスタートした「新・浜松の自然百選」選定に向けての実行メンバーとして参加した「世界遺産の会」は、選定の趣旨、選定への市民参加、応募用紙、投票箱の設置などの実務作業に協力しました。
この作業に役立ったのが 「世界遺産の会」が足掛け4年をかけて、合併前の12市町村を巡る「ふるさと自慢スタディツアー」で培った、各地域での住民との交流、自然、文化、歴史への理解と記録写真の数々でした。
 平成22年8月4日、最終目標の冊子「新・浜松の自然100選」が刊行されました。世界遺産の会」として、実務に参加したとして、浜松市緑化推進本部から冊子3冊、「謹呈」の栄に与ることが出来ました。感慨無量です。
編集に当たり、地道な作業をされた事務局の皆様に深謝します。
2010年7月25日(日)
雨樋
「愛知県民の森」見られる「雨樋」です。
山頂から麓の渓谷に向かってほぼ直線上に雨水が急直下する
「樋」です。この「雨樋」は、
凝灰岩地帯でのみ見られるものですが、「愛知県民の森」の山体内には、発達した大小の雨樋が各所にあります。それは、凡そ2,000万年前の第三紀中新生頃の流紋岩漿を母体とした凝灰岩で構成されているためです。

風穴からは11℃の冷たい空気が流れ出ています
2010年7月21日(水)
ねずみと猫の塚
御前崎灯台遊歩道に「ねずみ塚」、少し離れた畑の中に「猫塚」がります。
旅僧に化けた大ねずみが住職に襲いかかったが、2匹の猫がこれを助けた。ねずみも猫も息絶えたのを見た村人は猫だけを手厚く葬った。一方、倒された化けネズミを海に捨てようと思ったけど重くてここに捨てたらしい。
そしたらその 夜、改心したねづみが村長の夢枕にあらわれて、海上の安全と大漁を約束した。それで、村人はねづみも厚く葬ったのだそうです。
御前崎町は、大海原を見下ろす雄大な景観と人々の優しい心が語り継がれている、漁業と港・マリンスポーツのまちでした。
2010年7月15日(木)
ハスの花
西区の伊佐地小学校と伊佐地公民館の近くにあるハスの花です。
知人が10年間、観察写真を撮っています。
今年の花も見事に咲き揃い、美しい写真が届きました

白い花、ピンクの花、八重咲の花、サワサワと揺れる鮮やかな緑の大きな葉は、衆生を浄土に誘ってくれるという清らかさを感じます。
       
2010年7月11日(日)
ゴボウ(牛蒡)の花
知人がゴボウの花を届けてくれました。昨年、食べきれずに埋けておいたゴボウから、芽が出てぐんぐん伸び、最近、花が咲きだしたのだそうです。
アザミのようなとげとげした総苞の上に花が咲いています。
ゴボウは二年草で、花はなかなか見られないようです。
キンピラ、天ぷら、煮物と食卓に上がることの多いゴボウですが、花を見た人は少ないかと思います。
2010年7月3日(土)
コンロンカ
梅雨本番を迎え、庭のコンロンカが真っ白に広がる ガク片とレモンイエローの花のコントラストも鮮やかに咲いています。
天竜川の最下流にある船明ダム上流に架かる横山橋を渡った、正面の山に、ヒロハコンロンカが自生しています。コンロンカに似ていますが、葉が広いことで、植物学者の牧野富太郎博士が名づけたものです。
コンロン(崑崙)は中国の崑崙山脈の雪山に見立てたものらしいとか。自生地が少なく絶滅危惧種になっている地方もあります。静岡県がその北限と聞いています。
庭のコンロンカは、種子島から亜熱帯アジアに見られる種のようです。



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