活動の記録 2019年度
2019年度がスタートしました。五月から、年号が平成から令和へ変わりますが、2019年度も皆さんと力を合わせて
楽しく有意義な活動を進めてまいります。
4月7日(日)定例のビデオ学習会では、世界遺産の他に「私たちの昭和」を振り返り思い起こす映像を採り上げました。
佐久間・そば作りパートナ・参加活動 ジャガイモの芽出し
4月20日(土)、ジャガイモの芽出し作業をしました。畝を覆っていたシートをジャガイモの芽が押し上げて、「早く外に出してよ!」
と言ってうるようでした。早速、一つ一つの芽を確認しながら、太陽を浴びてすくすく伸びていくように、シート裂きました。
次は1週間後に土寄せと余分な芽を摘んで成長を促すための「芽欠き」作業をします。
作物を育てるということは、作物と語り合うことだと思います。ジャガイモのことばを聞きながら、収穫の6月半ばまで作業をします。
芽欠きと施肥料
5月2日(木)、例年のゴールデンウィークに年号が改まった事から、10連休です。そんな休みとは関係なく
ジャガイモは順調に育っています。五月晴れと薫風の下で、ジャガイモの芽を欠いて肥料を施す作業をしました。
沢山出ている芽を3本のだけ残します。葉に行く養分をコントロールして、がジャガイモの成長を促すのです。
収穫は6月の初めになる予定です。
作業の後は、皆さんとお茶を飲みながら歓談です。今日も良き日でした。
ジャガイモの収穫
6月26日(水)、ジャガイモの収穫をしました。NPOの収穫祭には都合が合わず、その後は雨に祟られて
延び延びになっていました。今年も龍山ドラゴンママに手助けをしてもらい、短時間で作業が済みました。
収量は例年より少なく、出来栄えはマズマズでした。今年度も「そばづくりパートナ制度」の申し込みをしました。
第1回 ドラゴンママの『食』体験
4月21日(日)、初夏の陽気です。今年度・第一回の体験会は、ワラビ摘みと草餅つきです。
9時30分に秋葉ダム下に集合し、白倉の山にワラビ摘みに出かけました。
新緑と山桜を愛でながら、足元が不安な人たちは、急傾斜のワラビ畑にモノレールで登りました。
太陽が燦燦と降り注ぎ、出遅れていたワラビもすくすく!あっという間に袋いっぱいになりました。
一日中摘んでいても摘み切れませんので、山を下って「ふるさと秘密村」でコーヒータイム。
ドラゴンママの加工場に戻って、お昼を頂きました。
午後からは草餅つき。ヨモギの香りが爽やかで、振り下ろす杵に力が入ります。
搗きあがった餅は手早く餡に包み、あんころ餅にしました。出来立ての美味しかったこと!!
各自で作ったお餅をお土産に頂き、ドラゴンママの皆様に見送られて、帰路につきました。
2019年度 定例総会開催
5月5日(日)、浜松まつりと10連休最後の日曜日に当たり、定例会、総会への出席者が少なく、ちょっと寂しいものでした。
しかし、皆様から、会の運営についてのたくさんのご意見やご要望が提示されました。
今年は、会の設立から20年を迎えます。「世界遺産の会」に相応しい事業を計画することを確認しました。
また、なるべく経費をかけずに有意義な事業を進める知恵を出し合っていきましょう!との総意を得て、無事総会を終了しました。
1.日 時 2019年5月05日(日) 15時20分~16時40分
2.会 場 クリエート浜松 22講座室
3.配布資料
(資料1) 2018年度事業報告(案)
(資料2) 2018年度収支報告(案)
(資料3) 2019年度事業計画(案)
(資料4) 2019年度予算(案)
新緑とシロヤシオの咲く頃に
竜頭山は標高1300mを超える山です。国道152号線の平和登山口から登ると3時間以上かかる
山なんですが、今回は「天竜スーパー林道」沿いの静岡県立「天竜の森」中央駐車場から山頂を目指
しました。遊歩道として整備されたコースは、さほど急な坂もなく、散歩気分で新緑の中をのんびり歩
いて、1時間足らずで山頂(1351m)の少し先にある展望台に着きました。
お弁当を食べ、ゆっくり休憩してから山頂経由で下りました。
夏空のような生憎の空気で、遠くの山は霞んでいましたし、シロヤシオも芽吹きが始まったばかりで
残念でしたが、目映いばかりの新緑を存分に眺めることができました。
道中、スーパー林道沿いに残る「戒光院跡」を見学。山住神社参拝。充実の一日が無事終わりました。
第2回 ドラゴンママの『食』体験
菖蒲とヨモギで軒端飾りの設えを造ってから、柏餅づくりとコンニャクづくりをしました。今回は練り切りの和菓子も作り、抹茶一服。
笑って食べて、柏餅とコンニャクをお土産に頂いて、存分に楽しむことができました。
ふじのくに茶の都ミュージアム -多彩で豊かなお茶の世界へGO!ー
7月24日(水)、長かった梅雨からやっと抜け出した日に、島田市金谷の「ふじのくに茶の都ミュージアム」を見学しました。
8時28分発のJR東海道線に乗り、金谷駅下車、駅前からバスに乗って10時過ぎに到着しました。
3階の富士山展望ホールでは、静岡が世界に誇る蒸し製の「煎茶」さえみどりを急須で丁寧に入れ、迎えてくれました。
ミュージアムガイドツアーに参加したり、体験コーナーで「日本茶の入れ方」「抹茶挽」「世界のお茶(この日はモロッコのミントティ)」
を楽しみました。
昼食の後は、復元された小堀遠州作の茶室と庭園をゆっくり巡り、もう一度美味しいお茶を一服頂いて帰りました。
世界各国の暮らしぶりの中で展開てしいる独自の喫茶文化を知り、お茶が生活の中に楽しみと潤いを生み出していることに
気づく素敵な見学会でした。
第3回 ドラゴンママの『食』体験
8月18日(日)体験の三回目は「七夕の行事食」をテーマに「そうめん流し」と「葛饅頭」「索餅」づくりを体験しました。
五色の短冊に願い事をたくさん書いて、笹に葉に飾り付けました。風に揺れる短冊が雰囲気を盛り立てます。
今回は子供の参加が多く、賑やかで楽しい体験会になりました。
はじめに、ドラゴンママからの説明を聞く くず饅頭づくり、アンコを10g計って丸める
葛饅頭が蒸し上がりました 索餅(さくべい)の形をつくる
索餅をきつね色に揚げます 「そうめん流し」山の水が冷たくて、、
てんぷらとデザート 七夕飾り
20周年アニバーサリー企画
世界遺産白神山地と三内丸山遺跡(暫定リストス掲載)を訪ねるスタディツアー
8月21日から二泊三日の日程で、青森県にある世界遺産「白神山地」と暫定リストに掲載された「三内丸山遺跡」を訪ねました。
参加者は9人でした。新幹線で「新青森」まで行き、レンタカーに乗り換えて、三日間の行程を効率よく廻ることにしました。
天気にも恵まれ、盛りだくさんのスケジュールを無事終えることが出来ました。
1日目(21日):浜松駅⇒新青森駅→龍飛岬→亀ヶ岡石器時代遺跡→日本一の大イチョウ→不老不死温泉(泊)
竜飛岬の先端から北海道を望む 竜飛岬の階段国道・車通れない唯一の国道
亀ヶ岡石器時代遺跡(遮光土偶が出土した遺跡) 深浦の日本一の大イチョウ
2日目(22日):不老不死温泉→鶏頭場の池----森の物産館・キョロロ(十二湖散策のコースのスタート地点)----青池
----ブナの原始林・森林セラピーの道----沸壺の池----落ち口の池→日本キャニオン→深浦千畳敷海岸
→白神山地ビジターセンター(西目屋村)→アクアグリーンビレッジ→津軽峠----ブナ・マザーツリー ----
津軽峠→岩木山神社→あそべの森・いわき莊(泊)
青池(水位が下がっていた) ブナの原生林をガイドツアー
沸壺の池(池の底から湧水がある) 日本キャニオン(火山灰の地層)
深浦・千畳敷海岸(地震により隆起した岩床) 白神ライン・津軽峠
津軽峠から世界遺産・白神山地の山々を望む 樹齢400年のブナのマザーツリー(昨年、台風で大枝が折れた)
3日目(23日)あそべの森・いわき莊→三内丸山遺跡→新青森駅⇒新幹線⇒浜松駅 帰着
三内丸山遺跡入り口(縄文の扉を開く) 三内丸山遺跡のシンボル・掘立柱建物
大型竪穴式住居(復元) 掘立柱の柱穴群・発掘跡
大型竪穴住居の内部(300人収容) 竪穴住居の発掘跡
重要文化財・遮光土偶(亀ヶ岡遺跡出土・国立博物館蔵) 5500年前(縄文時代前期)編籠、クルミの実が入っていた
佐久間・そば作りパートナ・参加活動 ソバの刈入れ
11月4日、秋晴れの空の下で、ソバの刈入れを行いました。今年は、台風、豪雨災害と日照不足の日本列島でしたが
佐久間のソバ畑は何んとか無事に収穫の時期を迎えることができました。実の付きもまずまずで、昨年より豊作だと聞いて、
うれしさも一入です。NPO・がんばらまいか佐久間の皆さんのご苦労に感謝いたします。
第4回 ドラゴンママの『食』体験
山芋ほり&とろろ汁・亥の子ぼたもち
11月17日(日)、第四回は「山芋ほり&とろろ汁・亥の子ぼたもち」でした。
山芋堀は、木々が色づいた山の斜面の畑です。今回も栽培者の青山さんの指導で、山芋を掘り出しました。
掘り出すまでのワクワク感が、山芋ほりの醍醐味です。
今年は出来が悪いのだそうです。細めですが、美味しそうな山芋を10数本収穫しました。
ドラゴンママの加工場に持ち帰って、とろろ汁づくりに挑戦。味噌味としょうゆ味の二鉢を作りました。
たっぷり、美味しいとろろ汁で満腹した後は、亥の子ぼたもちづくり、お土産に持ち帰りました。
「お腹いっぱい」「自然いっぱい」で満足度100%の体験会でした。
第15回 紀伊山地の霊場と参詣道スタディツアー
中辺路(口熊野)稲葉根王子 ~ 福厳寺(一願寺)
11月23日~25日、世界遺産登録15周年の「紀伊山地の霊場と参詣道」の中辺路を歩きました。
汗ばむほどの小春日和に恵まれた三日間でした。16年間、ご指導と案内をお願いしている「熊野古道を世界遺産に登録する
プロジェクト準備会」の小野田真弓さんと、色づく山・清らかな川・落ち葉の古道を静かにゆっくり歩くことができました。
また、一日目は田辺観光ボランティアガイドの志波さんに「田辺まちなかめぐり」をお願いしました。志波さんの盛りだくさんな
説明と話題に促されて名所旧跡を訪ねました。
三日目は南紀熊野ジオパークガイドの濱田千佐子さんにお願いして白浜と富田川を案内していただきました。
濱田さんの明るいお人柄と研究心溢れる説明を受けて時間オーバーのジオツアーでした。
今年も無事終了し、ホッとしています。
一日目
世界遺産・闘鶏神社の弁慶とその父(湛増)の像 田辺城水門と石垣
熊野古道・中辺路と大辺路の「道分け石」 田辺の名産・南高梅(田辺市街なかポケットパークにて)
二日目
熊野詣の富田川・水垢離(禊)場跡 稲葉根王子(熊野九十九王子の中でも格が高い)
富田川潜水橋 オオウナギの標識
中辺路・北郡越(平成28年追加登録)入り口) 富田川の流れを眼下に・北郡越を行く
道すがら、地元の人との語らいも愉し 遠州龍泉院の和尚ゆかりの寺・福巖寺
三日目
南紀熊野ジオサイト・白浜の千畳敷 南紀熊野ジオサイト・白浜の三段壁
救馬渓観音境内のジオサイト 富田川の治水のために人柱になった彦五郎の伝承がある堤
上流の八幡神社の森が流れてきたという「田中神社の森」 南方熊楠が名付けた「オカフジ」が絡む鳥居