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2011年4月19日(火)
狐塚古墳発掘調査 現地説明会
 浜松市北区細江町の狐塚古墳の本格的な発掘調査が、文化財課によって行われました。
 現存する部分は古墳全体の1/4程度です。調査の結果、5世紀中ごろに築かれた二段築成の方墳で、一辺が22m、上段・下段ともに表面に並べられた葺石が良好な状態で残存しています。上段と下段の間に巡らされた平坦な面に、円筒埴輪列が確認された様子を示す紙の筒が並べられていました。

 埋葬者について、文化財課は「大和王権と直接的な結びつきを持ち、武官的な立場で浜名湖北岸の水上・陸上交通の管理を担ったと考えられる」と説明しました。また、以前見つかった体の上半身を覆う防具「短甲(たんこう)」も再検討した結果、鉄板を革ひもでとじた技法と分かり、「大和王権から直接配布されたとみられる。」と説明されました。
 大和王権から遥か遠いこの地を支配した「権力者」の墓の存在が忘れ去られ、開発のための埋め立てや工事目的で崩され持ち去られたことを「時代と時の経過」だけで説明できるとは考え難かった。
2011年4月13日(水)
川根町塩本牛代の一本桜
4月11日、大井川鉄道家山駅から県道63号線に入って、家山川を4Kmほど遡って行く、茶畑の中に見事な一本桜が満開を迎え、山の緑に映えていました。
正式名は「塩本牛代(しおもとうしんしろ)の江戸彼岸」というそうで、樹高20m,枝張り20m,根周り5m,目通り4.2m,樹齢300年以上、2007年7月1日島田市天然記念物指定と書かれた案内がありました。世に知られてまだ3年ということで、訪れる人も少なく、静かに贅沢なお花見ができした。
帰りは、そのまま63号線をたどって、大日山参道を過ぎ、三倉に出、昨年時期を外した、春野町静修の山桜、杉川に沿った瀬居の桜も見届けました。気田川堤のソメイヨシノの並木も満開。春野町は桜吹雪に霞んでいました。
2011年4月4日(月)
お花見茶席in 奥山
花冷えと花曇の中で、浜松市制100周年を記念して開催した、引佐町観光協会主催「いなさ・100花夢まつり」で茶道部の学生達と茶席を開きました。
この日を待っていたように咲いた桜に誘われた人が大勢集まりました。

雅楽、琴、三味線の演奏が加わって華やかな花見の宴になりました。
茶席の短冊は方広寺管長・大井際断御老師様の「四海浪平」です。東北関東大地震災害お見舞への募金協力も呼びかけ、心を込めて一碗を点てました。

被災された皆様の立ち上がる力を応援したいと願いつつ。
2011年3月28日(月)
ジャガイモ植え付け
NPO「がんばらまいか佐久間」の企画事業の一環で、蕎麦畑にジャガイモを植えました。
飯田線と大千瀬川の間にある休耕田です。
周囲の山に桜も咲き初め、遠州地方ではここにしか自生しないと聞く「オキナグサ」が銀色の柔らかな毛にい覆われ俯いて咲いていました山里の早春を満喫
2011年3月5日(土)
ニホンカモシカの子供
 龍山町の瀬尻国有林内で、ニホンカモシカの子供に出会いました。幅の広い大きな耳、黒くて大きな鼻、腰が落ちた姿勢、額が白い。小さな角がちょっと覗いていました。去年の晩春に生まれた子供でしょうか。親離れして間もないのか、不安そうな目をして、動こうとしません。孤独な動物だといわれ、単独で暮らすことが多いそうですが、大丈夫かと心配になりました。ニホンカモシカは、日本固有種で国の特別天然記念物に指定されています。
 今日は、国有林内にある天然記念物(静岡県)ホソバシャクナゲの案内標識設置作業をしました。ここ、瀬尻国有林内は、実に多様な生き物が生息するすばらしい所です。およそ120年生の天龍スギの人工林の展示林の中は、天龍森林管理署の森林環境教育モデルコースとして整備されたいます。
 2011年は「国際森林年」です。沢山の人が、森林を訪ねて、その恵みを体感する場になるよう願っています。



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