「日々是好日」2010年9月、10月 管理人のページ                             2010年7月8月のページへ 

2010年10月30日(土)
散楽ってなに?
平城遷都1300年祭のメイン会場・平城宮跡で
『平成散楽』と書かれた看板の前で、天平時代風の衣装をまとった男性が三人、太鼓・笛・振鈴などを打ちながらのパフォーマンスを見せていました。一曲が終わるのを待って、『散楽』ってなんですか?尋ねました。
「奈良時代にシルクロードを通じて中国から伝わった物まね、曲芸、呪術など多種多様な芸能で、貴族などの上流階級の間での娯楽として普及し、後に庶民にも伝わり、、現在の能・狂言の元祖です。」   よく尋ねてくださいました。とお礼を言われて恐縮。知らないことに出会うのは、うれしいことです。時空を超えた好き日かな。

2010年10月5日(火)
姫路城の現況
赤穂市にお住まいの方から、世界遺産「姫路城」の現況写真が送られてきました。

平成の大修理中≠フ写真をお送りします。
鉄骨にほとんど囲われ、クレーンを挟んで天守閣のしゃちが見えます。
来春あたりから、エレベーターで、修理の現場が見られます。


とメッセージが添えられていました。
2014年(平成26年)に素屋根や足場を撤去する予定のようです。さらに美しい姿でが見られることでしょう。

2010年9月27日(月)
ムーライトコンサート in 月
天竜区月の湖畔で開かれる、恒例のコンサートは、今年で25回になるそうです。
アルパとサンポーニャ、ケーナを中心にした南米のメロディーを演奏するのは、志賀昭裕さん(日本で唯一の男性アルパ奏者)代表曲の「鐘つき鳥」の調べに乗って、白い月が昇り、湖面のさざ波に月の光が映るコンサート会場でした。
サンポーニャ、ケーナ奏者の岡田浩安さんは、月の出身で日本では数少ない存在の人です。お父様も会場の篝火係でご活躍。山間の船明ダム湖畔(ボート場)のこの「ム―ライトコンサート」。「月」でしか楽しめない、音楽と時間と空間の出会いです。「月」地区の皆様に感謝。
2010年9月21日(火)
天竜スーパー林道のフジアザミ
天竜スーパー林道に秋の草花を探しに行きました。ススキの穂が勢いよく勢揃いしていました。林道沿いで見つけた花は、
セキヤノアキチョウジ、アケボノソウ、シモバシラ、アキノキリンソウ、ヤマハッカ、ヒヨドリソウ、クサボタン、ヤマホウコグサ、シロヨメナ、テンニンソウ、ニガクサなど、ゆっくり歩けばもっと沢山見つけられたでしょう。

崩壊した山肌に、フジアザミが咲いていました。どうしてこんな砂礫地や崩壊した場所が好きなのか。大きな花に、ヒメアカタテハが止まっていました。
高い青空と白い雲。
フジアザミとヒメアカタテハ。
初秋の林道ツアーでした。
2010年9月19日(日)
月白風清
而嘆曰 有客無酒
有酒無肴 月白風清
如此良夜何

              蘇東坡「後赤壁賦」

蘇軾そしょく](蘇東坡[そとうば])の代表作「後赤壁[ごせきへき]の
[ふ]」の中の句です。
蘇軾は中国宋代第一の詩人とうたわれた文豪です。

今年の中秋の名月は、9月22日です。
長かった猛暑の遠のいて、月の白さが秋へ誘いを感じます。虫の響きが草叢
から聞こえ、昼の疲れを忘れる月光。
この季節には、止渇老師のこのご染筆が一層の趣です。
2010年9月15日(水)
浜松の自然百選・新宮池
天竜区春野町和泉平(標高600メートルあたり)に大きな池があります。 その昔、大蛇が出たという伝説と諏訪湖につながっていると云う言い伝えを、そのまま信じたくなるような、神秘的な雰囲気の池です。普段は、訪れる人も稀で、四季折々の静寂と風情を楽しむことが出来ます。
今は、湖面の2/3を覆うジュンサイの繁みを巨大なコイたちが、ゆったりと泳いで、新宮池の夏の風情を楽しめます。
ジュンサイは、別名「ぬなわ」と呼ばれ、万葉集でも歌われていて、西暦600年代には既に食べられていたそうです。
しかし、地元の皆さんに伺っても、このジュンサイを食べたお話は聞けません。神の宿る池なのです。
2010年9月7日(火)
タマアジサイ
林道の木陰、沢沿いの道、8月の山ではタマアジサイが咲き始めます。大きな葉の上に丸い蕾が並んで、ユーモラスな風情です。少し膨らんだ苞が弾け、薄紫の両性花が先ず現れ、やがて周りに花弁4枚の白色の装飾花に縁どられ、完全開花の状態になります。1株の花が一斉に開花するのではなく、大きくなった蕾から順番に開花するので、長期間花が見られます。暑い夏ですが、この花を眺めていると涼風を感じます。
2010年9月2日(木)
浜松の自然100選・水神社の湧水
浜松市西区西山町の水神社を訪ねました。こんもりとした森に守られて湧き出す水は、清らかで冷たく、猛暑の夏を忘れさせてくれました。地域の人がこの湧水を大切にし、守る活動をされている様子が伝わってきます。湧水のほとりに涼を求めて、人が集う。素晴らしい自然の恵みに出会うことが出来ました。毎分1tの水を生み出すこの湧水は、東神田川の水源です。この水が絶えることなど決してないようにと、水神様にお願いしました。

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