2010年12月19日(日) |
相良油田油井 |
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相良油田資料館を見学しました。公園の小高いところに、静岡県指定天然記念物の井戸やぐらが保存されています。この石油坑(機械堀井櫓)は1950(昭和25)年に小型ロータリー式の機械で掘削され開坑した機械堀井で、深さ310mある相良油田最後の石油坑です。近寄ると石油の臭いがしてきます。採取装置の周りに油が浮いています。原油は、青緑がかった赤褐色で、透き通っていて、世界的にも希にみる良質な原油だということが、一目でわかります。そのままでもランプや発動機、バイクに使用できるそうです。
現在も年に2、3回汲み取り作業をして、一般に公開しているそうです。
この辺りでは、草の生えにくいところや、稲の育ちが悪い、機械掘りや手掘りの油田跡が見られるそうです。
貴重な産業技術遺産として、もっと皆さんに見学してほしいものです。
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2010年12月14日(火) |
春野の山城見学会 |
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浜松市文化財課主催の堀之内城城址・犬居城址(天竜区春野町)の発掘見学会に参加しました。午前は、堀之内城址見学。午後は犬居城址の見学。
小学生から高齢者まで、スタッフを合わせると80人の人間が、一気に到来したのは、落城以来の出来事ではないか、、、と誰かが言っていました。
この二つの城は、「徳川家康と武田信玄・勝頼の攻防の舞台だったというだけではなく、日本の歴史上の重要な出来事にも密接に関わっている城である。」という説明を受けました。
下草が刈り取られ、遺構の全容が見渡せる状態は、「徳川の築城方式」と「武田の城作り方式」の特徴がよく見え、戦国時代の国盗り合戦と勢力拡大のドラマに思いを馳せる、貴重な歴史的遺産だと感じました。 |
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2010年12月2日(木) |
開門多落葉 |
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12月というのに、穏やかな日差しです。
紅葉が庭を埋め尽くして、いっそう暖かな風情を演出します。この庭に「青空偏光観測会」の仲間が集って、ガーデンパーティーを開きました。こだわりのメニューはもちろんホスト夫妻が、全国から見つけ出した「うまいもの」。
極めつけは、「偏光アート」の作品鑑賞でした。

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2010年11月16日(火) |
国有林現地見学会 |
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天竜森林管理所主催の国有林現地見学会に参加しました。国有林を守る森林管理所の仕事は、一般の市民にとっては、ほとんど未知の世界です。
今回は、水窪町山住国有林の中の樹齢80年のヒノキの間伐現場の見学でした。檜の香りが、澄んだ空と空気に溶け出して心地よい森の恵みを満喫しました。
間伐も目的によって、その方式は多様だと説明されました。見学した森林は「育成受光伐」という間伐作業が行われていました。これは、森林内の日当たりを確保して、残した樹木の成長を促進するための間伐です。樹齢が80年に達した森林は、これまでは皆伐し、その後に植林してきましたが、近年、森林の役割が水源涵養、環境保全へと変化し、皆伐することが少なくなったそうです。日本の森林が次第に失われて行くことに思いを馳せた一日でした。 |
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