2017年8月27日(日) |
能登・千枚田 |
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夏休みの終わりに、能登半島に出かけました。猛烈な雨と青空が入り合う不安定な天気の間を縫って、2泊3日の旅を存分に楽しみました。揚げ浜式塩田、能登上布、古墳、城址、輪島塗など、能登の伝統を保存・継承する方々との出会いとお話も
心に沁みました。日本海に沈む大きな夕日の色も目に焼き付いています。
猛暑の夏、思いがけない至福の時になりました。
海境に千枚田あり
命あり
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2017年8月21日(月) |
72年前の8月 |
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あの日から72年が過ぎた8月15日、ときどき思い出して気懸りにしていた
疎開先を訪ねてみようと思い立ちました。
疎開先の学校は、地域の山寺でした。1944年12月7日の午後1時36分
発生した「昭和東南海地震」で学校が倒壊していたためでした。
記憶の中の風景を辿って、敷地川堤を南下して、袋井市大谷の「雲谷寺」を
目指しました。あたりの風景は思い出せませんが、お寺の裏山に思い出が蘇りました。すっかり開けた境内と新しい本堂でしたが、そこには、72年前のあの日が確かに残っていました。
72年疎開の童
傘寿なり |
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2017年8月18日(金) |
送り盆 |
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8月16日、佐久間町峯の地区に伝わる伝統の「送り盆」に
参りました。金桂寺に伺い、お許しをいただいて「南無阿弥陀仏」
の声明を唱える 地域の皆様と共に、新盆を迎えた故人の灯篭
に対峙しました。終わって、闇の中に燃え盛る松明をに導かれて、
「お精霊さま」を村境の山までお送りしました。静かで、幽玄な盆の
習わしです。「何時まで続けられるだろうか。」地元の方のつぶやき
を淋しく聞きました。
送り火は遣らずの雨に
燃え尽きず |
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2017年8月11日(金) |
ハチ |
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夏休みに「ハチ」という名前の柴犬がやって来ました。愛想がないばかりか「ワン」とも言いません。4日間の滞在中、吠えたのは2回だけ、もちろん尻尾を振ったりすり寄ったりしません。態度が大きいというかドッシリしているというのか??ただし留守番は得意です。置いて行かれても平然としています。帰っても喜んで出迎えたりもしません。まことに個性的な犬です。飼い主に似ているのでしょうか。
ハチという犬も昼寝の
夏座敷 |
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2017年8月10日(木) |
ブナの実 |
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長寿台風が通り過ぎた9日は「長崎原爆・平和記念日」でした
真っ青に晴れた空に入道雲が湧きたつ「夏空」の朝、竜頭山に行こうと思い立ちました。1352m弱の山頂の気温は26度でした。
今日は浜松市の気温が36度だった聞いて、少しほっとしました。
昨日の台風で落ちたブナの実が、稜角に光を受けて輝いていました。
稜角に木漏れ日光る
山路かな
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2017年8月2日(水) |
ヒロハコンロンカ |
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国道152号を北進し、天竜川に架かる・横山橋手前の山側に、白い花弁状の萼を開いた「ヒロハコンロンカ」の花が咲きました。毎年、開花を心待ちにしている植物の一つです。
白い萼片に惹かれ、クロアゲハとキチョウが翔び回っていました。
真っ白なヒロハコンロンカ
拭う汗 |
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2017年7月25日(火) |
蝉の羽化 |
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大暑の日、阿寺の七滝に涼を求めて出かけました。日本の滝100選・国の名勝・天然記念物にも指定されています。遊歩道は礫岩の露頭が存分に観察でき、食い違い石を探しながら木立の中を滝まで、のんびり散策しました。
木陰で見つけた命の営みです。しみじみ見入りました。
蝉の羽化
黒き目玉に光射す |
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2017年7月12日(水) |
不思議な神様・アラハバキ神 |
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浜北森林公園から県道296を堀谷地区に下って行くと
集落の入り口の左手に、鳥居が建っています。鳥居の直ぐ奥に苔むしたご神体の磐座が鎮座しています。
「荒鎺大神」と刻まれた石碑が置かれていますが、由緒が書かれたものは見当たりません。調べてみたら日本の民間信仰的な神の一柱ということです。しかし諸説があって何とも不思議な神様です。なぜここに祀られているのでしょうか。
磐座に神の降りたつ
アミニズム |
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2017年7月5日(水) |
小暑 |
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台風3号と梅雨前線による大雨が各地に被害をもたらしています。
今日は、蒸し暑い空気が体に纏いつく不快な一日でした。7月7日は七夕と小暑に当たります。大暑は7月23日ですが、気温は既に35度、極限状態です。
名刹の蓮華に雨降る
小暑かな
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