活動の記録 2022年度

 
 2022年度がスタートしました
 新型コロナウイルスが世界中に蔓延して3年の歳月が経過した。私たちは 各自ができる対策を怠りなく油断なく行動する生活が
 日常化しています。それでもなお、収束の気配どころか、新たなウイルスに怯える毎日です。
 
 世界遺産の会は定例会(世界遺産ビデオ学習会)だけは、会場のクリエート浜松が開館している限り継続致します。
 今年度もその他の事業計画は全く未定の状態です。状況を注視して、可能性を探りつつ活動したいと考えています。
 計画実施については、その都度ご連絡しますので、ご了承ください。
 

  

      4月3日(日)2022年度最初の 237回定例ビデオ学習会を予定通り実施しました。



       文化講演会  世界遺産「神宿る島、沖ノ島」と浜松

    世界文化遺産に登録されている「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の登録資産の一つである「沖ノ島」の
 祭祀遺跡(福岡県)と浜松市北区引佐町にある「天白磐座遺跡」(五世紀)との関係を磐座祭祀遺跡からさぐる
 文化講演会を開催しました。


   日 時  2022年4月16日(土) 午後1時30分~3時30分
   講 師  浜松市文化財課 課長 鈴木 一有 さん
   会 場  クリエート浜松53会議室


   



    「古代東山道」神坂・園原と「義経駒つなぎの桜」を訪ねて
  
  1300年前、朝廷は近江国(滋賀県)勢多から陸奥国(宮城県)多賀城まで通じる1000Kmの「東山道」を
 作りました。この道は「支配、軍事の道」、「防人の道」、「納税の道」馬を都に運ぶ道として利用されました。
 この東山道の最大の難所が神坂峠やその麓である園原の里は、都でも広く知られ、古事記、日本書紀をはじめ
 万葉集、源氏物語など多くの古文学にも登場しています。
  園原の里から神坂峠に向かう古代東山道を樹齢800余年といわれる「義経駒つなぎの桜」訪ねて
 山々の新緑と桜、桃の花の中を史跡を辿りながら、ゆっくりと神坂神社までを往復(14000歩)しました。
 
  

       

                    
  

  
 
  

       満蒙開拓平和祈念館見学
      今、伝えなければならない満蒙開拓の歴史ー平和への願いー


   8月27日(土)、長野県下伊那郡阿智村に「満蒙開拓平和祈念館」をたずねました。
  

 戦後70年平和祈念映画「望郷の鐘」を事前学習として鑑賞、浜松市都田町の「白昭の歴史を語る会」の新聞記事
 中国残留孤児の救出に生涯をかけた故山本慈昭師の新聞記事も事前に精読し、予備知識を得たうえでの見学会は
 記念館が制作したDVD「満蒙開拓の真実~国策移民の実像と悲劇~」をはじめ展示された資料や写真などからも
 一層の理解を深めることができました。記念館の上に建つ、山本慈昭師の長岳寺に「望郷の鐘」を撞きにに立ち寄る
 こともできました


  

           




       世界遺産スタディーツアー  
   静岡県富士山世界遺産センター・富士山本宮浅間大社・山宮浅間大社・人穴富士講遺跡

  10月23日(日) コロナ禍で三年間の延期を余儀なくされていた 静岡県富士山世界遺産センターと富士宮市内の構成資産
 富士山浅間大社・山宮浅間大社・人穴富士講遺跡を巡るスタディツアーを実施しました。
 よく晴れて穏やかな一日、富士山を仰ぎながらのドライブも楽しむことができました。
 それぞれの構成資産では地元のボランティアガイドの丁寧な案内を受けて、じっくり、ゆっくり、世界遺産となった富士山を学ぶことができました。
 
 

      

         

                     

         

                   




                 第4回 ドラゴンママの食文化体験   重陽の節句
  
  
11月5日(土) コロナや豪雨で実施が阻まれていた食体験が、やっとできることになりました。
  重陽の節句とはいえ、山芋ほりととろろ汁体験に合わせて、薄モミジが秋の日に照り映える、白倉の青山さんの
  山の畑で
  山芋ほり体験に挑みました。長くてずっしりとした山芋、細くて枝分かれしたもの、様々に成長した山芋が堀出され、
  歓声が上がります。
  持ち帰った山芋は、ドラゴンママの加工場で、早速 とろろ汁にしました。味噌味と醤油味仕立てのとろろ汁をお腹一杯
  食べ、皆、大満足でした。
  食後の休憩を挟んで、龍山名物「猪子ぼた餅」を作りました。里芋とサツマイモをマッシュシした餡子を小豆餡で包んで
  出来上がりです。 お八つに試食して あとの二つをお土産にしました。
  清風万里秋 昨夜一声雁 佳き日なり。
 
 おまけ
 白倉山の畑を荒らす タヌキ君 敢無く檻にかかってしまいました。

    
    

    

          



    
                文化講演会

     遠州の山間地域と平野部の境の地
      ー豊田郡二俣郷(村)の中世から近世へー 

 
2023年1月15日(日)クリエート浜松講座室にて、新年恒例の文化講演会を開催した。
講師には浜松市史蹟調査顕彰会専門委員の坪井俊三さんをお招きしました。
コロナ禍の厳しい状況が続く中でしたが、20数人の皆さんが歴史資料と絵地図などをひも解きながら
熱心に聴講されました。

   





        2023年 クリエートの冬まつり

  2023年1月20日(金)~22日(日)の三日間、「クリエーの冬まつり」が開催されました
世界遺産の会は「地域活動団体」の作品展示と世界遺産募金のための「チャリティ茶席」を設けて参加しました。
作品展示では「私が出会った世界遺産写真展」として 会員と一般市民の35作品の展示と2022年度の
世界遺産の会の活動の記録写真に解説を添えて展示しました。
チャリティ茶席は21日(土)、22日(日)の二日間開催しました。静岡大学浜松キャンパスの茶道部の学生と
OB、茶道愛好者が抹茶とウサギの譲与饅頭でおもてなしをしました。一席300円の募金は日本ユネスコ協会連盟に
寄託しました。二日間のご来席者数は150人余りになりました。


    


    




      第5回 ドラゴンママの食文化体験   人日の節句 (七草かゆと味噌作り体験)

    2月12日(日)少し春めいた龍山町のドラゴンママの加工場で、今年も人日の節句を祝う七草がゆと味噌作り体験をしました。
 今年の旧暦1月7日は、1月28日でしたから、少し遅れた体験会になりました。野山の草も出そろい始めて七草摘みが出来ます。
 しかし、近年、次第に自然環境が様変わりし、七草を見つけることが困難になっています。
 頑張って集めたセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ、ホトケノザの野の草とスズナ(蕪)スズシロ(大根)を囃子歌を歌って刻み
 炊きあがった真っ白なおかゆの混ぜ、春の香りと彩を愛でつつ おいしくいただきました。

 デザートにキラピカイチゴイチゴ大福をみんなだ作っていただきました。

         


           

           


     遠州の山間地域と平野部の境の地を歩く

  3月12日(日)文化講演会で学んだ「遠州と山間地域の境の地」二俣に残る史跡を見学しました。
 国指定史跡の鳥羽山城址、二俣城跡、のほか信康廟、笹岡城跡を講師の坪井先生のお話と古地図に描かれた往時に
 思いを馳せてゆっくり丁寧に見学しました。春の陽気の好天に恵まれた心地よいスタディツアーでした。

  

  

  
 
   

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